勉強の仕方 ヒント 1
海外ドラマで英語を学ぼう
ちょっと休憩して自分なりの経験を書いてみたいと思います。
字幕の使い方
まず字幕の使い方ですが、英語音声・日本語字幕で見るのはあまりオススメしません。日本語字幕を読むのに必死になってしまい英語が耳から入ってきません。
こんなブログを書いているくらいですから私はそれなりに英語が出来るつもりではいますが、日本語字幕が出ていたら英語で何て言っていたか聞き取るのは結構困難です。
やはり視覚って他の感覚を圧倒する力があるんですかね。画面に日本語が表示されていればどうしてもそれを読んでしまいます。
耳から入ってくるのが良く判らない英語、目から入ってくるのが慣れ親しんだ日本語であれば日本語を読むのに夢中になって耳からはほぼ何も入ってきません。何せ字幕って結構集中しないと読み切れない場合も多いじゃないですか。
私が提案しているのは「お気に入りの海外ドラマで英語を勉強する」ということですからこのブログは貴方が日本語吹き替えで何回も見たお気に入りのドラマを教材にしているのが前提です。ですのでドラマの中に貴方のお気に入りのシーンが何かしらあると思います。まずはそのシーンを字幕無しで英語音声で見てみましょう。何回も見れば多分いくつかの単語位は判ると思います。
今度は日本語吹き替えに切り替えて一旦会話の内容を内容を確認します。そしてまた英語音声のみで聞いてみましょう。ひょっとすると聞き取れる単語が多少増えるかもしれません。でもやっぱり判らない、無理、となったら英語字幕を見ましょう。
最初から英語字幕を表示しても特に何も印象に残らないと思いますが、自分なりに聞き取ろうとトライした後であれば「アハ!体験」では無いですが「あ、そう言ってたのか」のような肯定的な感情を多少は体験できるかと思います。
「お気に入りのドラマ」を教材にする意味
一般的に考えればこんなプロセスは超面倒臭いと思います。
そこで重要なのが、何度も云うようですが、「お気に入りのドラマ」を題材にすると言う点なのです。
韓国のアイドルグループのファンがハングルを勉強したり、日本のアニメのファンの外国の人が日本語を勉強したりするようになんと言っても大事なのはモチベーションです。現に私は日本のアニメを原語で見たいからと言う理由で日本語を勉強している外国人と何回も会いました。
自分の大好きなドラマを原語で見たいと言う気持ちがあれば、全然興味が湧かない教科書を勉強するのとは比較にならない程エネルギーを注ぐことが出来、上達するはずです。
リーディングにも応用出来ます
因みに英語のリーディングにも応用できます(ある程度英語ができる人限定ではありますが)。
これは私がリーディング能力を改善したいと思って悪戦苦闘している時に思いついた方法です。
私はリーディングが得意ではありませんでした。英会話はリーディングよりは得意でしたので自分が興味がある人のインタビュー記事とかはよく読んでいました。インタビューは基本口語ですし、自分が興味を持っている人のインタビュー記事ですから内容的には自分が良く知っているトピックの話なので単語もある程度判ります。
それに引き換え、小説とかを読むのは遥かに難しかったです。小説には色々な情景描写とか、工夫をこらした表現とかが出てきます。
英語が比較的得意な方であっても知らない単語が次々出てくる筈です。辞書を引いて何とか乗り切りますが、1分後にまた同じ単語が出てきて意味を思い出せず再び辞書を引きます。
そんな事を繰り返すうちに嫌になってしまいます。同じ単語を何度も何度も辞書で引き、いつまで経っても次のページに進めず、しかもいくら辞書を引いても意味が判らない文章に必ずぶち当たります。「どうしても判らない。まあ良いや。取り敢えず次の文章に行こう」と気を取り直して次の文章を見るとそれも全く意味不明!
その時点で「完全に物語の内容見失った」と感じます。連続ドラマを2,3話飛ばして見たら話に全然ついて行けない、みたいな感じですかね。私自身辞書を引きまくり、それでも判らない文章が連続して出てきたりすると「あ~、もう駄目だ!」と投げ出しました。
実際の話、英語が多少出来ると思っていても小説を読むのは非常にハードルが高いです。
そこで思い当たったのが昔日本語で読んだ翻訳物の小説を原文で読む、と言う方法です。
話の筋は既に知っています。であれば2,3個意味不明な文章が続いても完全に物語を見失うことは無いはずです。
さらに私は大昔に中学の英語の先生とかが言っていた言葉を思い出しました。「最初に読む時はなるべく辞書とか引かずに最後まで読め、次に読む時に判らないところは辞書で調べろ」と。そんなようなこと言われた人私以外にもきっといる筈です。
正直「何それ?」って思ってましたし実践したことも無かったですけど、辞書を引くのには飽き飽きしてましたし、「既に知っている話だから大丈夫だ」と自分に言い聞かせて、とあるSF小説を原文で一気に読みました。
勿論判らない所だらけ、知らない単語だらけでしたが兎に角最後まで読んだ事は大きな自信になりました。
一度読んだ後で要所要所辞書で確認しました。
味を締めた私はその後数冊同じように以前翻訳物で読んだことがある小説を一気に読んでみました。
意味不明な文章が2,3個どころか10個位続くこともありましたが全体的には何となく話は判りました。勿論以前読んだ話ではありますが10年位前に一度読んだ程度なのでそんなに詳しく覚えているわけではなかったんです。
それ自体英語の上達と(少なくとも技術的な意味では)それほど直接的に関係ないようにも思えますが実際にはこの経験が私のリーディングを大幅に向上させてくれたのです。
ちょっと判らない文章が続いても全然気にならなくなって、めげずにその先を読み進められるようになったのです。
その後小説を読む機会はほとんどありませんでしたが、自分が興味がある分野の本(教則本・ハウツー本のような)を買って読むようになった時に凄く簡単に感じられるようになっていたのです。
例えばコンピューター関連の本を英語で読むのって難しそうな感じしますよね。でも実際はそんなことないんです。自分が元々コンピューターに興味があれば出てくる単語は既に知っているものが多いですし、小説のような凝った情景描写、心理描写もありません。
自分が既に読んだことがある、見たことがある、興味があるものを教材にして行けばきっと英語は上達していくと思います。
とりとめのない文章になりましたが今日はこの辺にしておきたいと思います。